【aoのスタッフ座談会】ふうりんトーク

【aoのスタッフ座談会】ふうりんトーク

夏真っ盛り。今年もぎらぎらの太陽の季節がつづきます。

普段は大阪・新潟・北海道と離れた場所で働いているaoのメンバーが、ふたたびオンラインに集まって座談会を開催。

今回のテーマは「夏」です。 旅の思い出から夏のごはん、お祭り、そして夏に聴きたい音楽まで──風鈴の音が似合うようなゆるやかなおしゃべりを、帰省のお供にどうぞお楽しみください。

<座談会メンバー> 

  • 西川:企画、ブランドディレクション・心機一転、ハイトーンボブを満喫中。 

  • 吉倉:マーケティング・最近第二子が生まれて激動の日々。

  • 北浦:デザイナー・週末は市民プールに映画に花火。子供たちと夏を全力で味わい中。 

  • 和田:EC運営・私は元気です。

  

旅の思い出と、いつか行きたい場所

西川:久しぶりだね。夏休みが近いから、いろ夏の楽しみについて聞きたいな。夏休みといえば旅行する人が多いけどみんな行きたいところや行ってよかったところってある?

和田: この間、フィンランドとエストニアのタリンに行ってきました。初ヨーロッパです。

西川: いいなー!なんでフィンランドに行こうと思ったの?

和田: ちっちゃい頃から「サンタさんはフィンランドにいる」って聞いていて、ずっと漠然とした憧れがあったです。大人になってからは、デザインやインテリアへの興味もあって、北欧のなかでもフィンランドに行ってみたい気持ちが強くなって。

西川: サンタさんからの憧れって切り口の人、あんまり見たことないかも。ムーミンとか雑貨からっていう人が多い気がする。

吉倉: 確かに初めての切り口かもしれない(笑)

和田: そうなです(笑)。フィンランドの人がみんな親切であたたかくて。人がすごく素敵でした。子育てにも優しくて、空港からヘルシンキに移動する時にベビーカーを持っていたら大人一名分が無料だったり、トラムにもベビーカー専用のスペースがあったり。子連れでも楽しめる海外旅にぴったりな場所だなって思いました。

晴れた日のヘルシンキ大聖堂

吉倉: 僕も去年フィンランドに行ったですけど、やっぱりフィンランドの人はめちゃくちゃ優しかった。デンマークも行ったけど、どっちも優しかったですね。赤ちゃん連れだったのもあると思いますけど。

西川: いいなあ。行きたくなった。吉倉さんは?

吉倉: 旅行行くならやっぱり海外行きたいですね〜。とは言っても海外経験は多くなくて、イギリス、台湾、タイ、フィンランド、デンマークぐらいなんですが。イギリスには2回行っていて、1回目は大学時代に、姉がロンドンの大学院に通っていた時に遊びに行きました。初海外で、ストーンヘンジやウィンザー城を回ったりして。で、2回目は……今の奥さんと行って、ロンドンでプロポーズしました。

ポートベローマーケットで賑わうノッティングヒル

西川: イェーイ!素敵!

和田: 素敵ですね〜。

吉倉: でも最近は、ロンドンとかパリとかニューヨークみたいな都市よりも、全然違う場所に行ってみたくて。ウズベキスタンとかモンゴルとか、モロッコとか、今と全然違う環境で冒険ができる場所に行ってみたいなと思います

西川: わかる。あっちゃん(北浦)は?

北浦: 旅の思い出の話で言うと、私の初海外は大学1年の時のイタリア。デザイン系の大学だったので、ミラノサローネを見に行くツアーがあって。ミラノ、ローマ、フィレンツェを回りました。19歳には刺激的すぎて……バチカンで「こんな小さい国があるんや!」ってびっくりしたり、その辺に寝てる犬すら「おしゃれだ」って思ったり。

吉倉: 確かに、19歳のイタリアは刺激的だろうなあ。

北浦: あとモロッコとスペインにも行きました。新婚旅行で……なぜか父もついてきて(笑)。

西川: え、3人!?

北浦: 夫が先にアーティスト・レジデンスで現地滞在していたので、後から親子で追いかけていったんです。序盤は父との実質2人旅でした(笑)。モロッコはマラケシュの夜市がすごくて、ピタパンに野菜のディップをいっぱい載せてもらったのを覚えてます。50℃ぐらいありましたけど、乾燥しているから日本みたいなべたっとした暑さじゃなくて。タクシー呼んだらボンネットが熱すぎて、運転手さんがその上で何か焼いてました(笑)。

西川: タクシーの上で焼肉!?

北浦: モロッコの人たちもすごく親日で優しくて、タクシーの運転手さんとは連絡先を交換して、しばらくメールのやり取りをしました。

北浦がタクシーで灼熱の悪路を走って、干からびる直前に到着した美しい古城

北浦: 次に行くとしたら、トルコかリトアニア。リトアニアは、ものづくりが一国のなかで完結する「ブラックボックス」みたいな国だって聞いていて。原材料を集めるところから製品になるまで、小さな目の届く範囲でやっている。それってaoが目指したいものづくりの規模感に近いなって。みんなで現地視察に行きたいですね。

西川:私の初海外はオーストラリアのホームステイ。高校生の時に2週間、同い年の女の子がいるおうちにお世話になりました。着いてすぐ、パパが「何のサンドイッチが好き?」って聞いてくれたんですよ。質問の正解がわからず「イチゴジャムかな」って答えてみたら、実はパパが毎日私のお弁当係をしてくれていて。2週間ずっとイチゴジャムサンドランチだったのが、すごく思い出深い。(笑)長方形のタッパーにバナナがぎゅんと斜めに入って、隙間を埋めるようにイチゴサンドが詰まってて、超濃いオレンジジュースが入ってるお弁当だった。

吉倉:めちゃくちゃ甘そう(笑)。

西川:日本食が恋しくなりすぎて、使えるかもと思って持って行ったインスタント味噌汁は1週間で全部使い切っちゃって。食文化の洗礼をしっかり受けたなあ。朝食に毎日出てくる、どろどろの謎の何かを、ホストファミリーの三姉妹がみんな生気のない顔でただぐるぐるかき混ぜていて…なんとなく美味しくないし、私も真似してぐるぐるしてたんだけど、のちにあれはオートミールだと知るという。

北浦: あはは(笑)。

西川: あと新婚旅行でイタリアを拠点にスウェーデンとスイスを回っただけど、人におすすめするならスイスかな。インターラーケンっていう山のほうの地域がすごくよかった。ちょっと田舎っぽいところに泊まったら、周りは何もなくて、遠くの方で放牧されている牛が大きなカウベルをつけていて。カランカランって聞こえるのがたまらなくよくて。何もしなくてもいい、浄化されるような時間でした。

車窓から見るスイスのインターラーケンの景色

 ベルガモの街を歩く12年前の西川
item:ギャザードレス


そうめん談義

吉倉: 夏になったら必ず食べるものあります

西川: うちはそうめん大好きで、めちゃくちゃストックしてる。やっぱり揖保乃糸でしょ。

北浦: 揖保乃糸もいいけど、小豆島の「島の光」っていうそうめんが私は好きです。細いのもあるし、ちょっとうどんとそうめんの間ぐらいの太いのもあって。あと三輪そうめんの「白龍」。髪の毛みたいに細いやつもあって、これも美味しい。

吉倉: 僕は隣の富山県の「大門素麺」もおすすめ。くるっと巻いた形がインスタントラーメンみたいなんですが美味しい。パッケージもかっこいいですよ。

西川: あっちゃん、レコメンドそうめん、物撮りよろしくね。島の光と白龍と大門、全部見たい(笑)。

北浦: ちょうど手元にあるから撮れます(笑)。 

島の光

白龍

大門素麺

西川: ちなみに、そうめんの薬味は何入れる?

北浦: 茗荷、すりごま、山椒、大葉。あと錦糸卵にきゅうりの細切り、そぼろも。

吉倉: それもうそうめん彩り御膳ですね(笑)。

北浦: なすびの揚げ浸しも置いといて……。

吉倉: いやもう、そうめんの枠組みから外れてません?(笑)

西川: 超スタンダードだと思ったネギとわさびが全然出てこなかったですけど(笑)。

和田: 私は何も入れないで、氷だけかもしれないです。めんつゆでそのまま食べてました

吉倉: ソリッドなスタイルだな。

西川: そうめん、奥深い!

吉倉: うちはエスニック風にもしますよ。そうめんを真ん中に置いて、パクチー、そぼろ、酢漬けのキャベツ、人参のしりしり、砕いたナッツ。で、サテトムっていうベトナムの辛いエビの調味料をかけて食べるですけど、これめちゃくちゃおすすめです。

西川: そうめんでこんな話が膨らむとは(笑)

  

夏のしたく──祭り・梅仕事・バーベキュー

吉倉: みなさん、夏になったらすることってありますか?

西川: こっち(北海道)は夏が短いからか、お祭りが凝縮されている気がする。夏至祭があったり、お米の収穫時期に米祭りがあったり、花火大会もちらほら。極力行くようにしてます。あとSUPに興味があって。近くに湖があるので、将来的には気軽にやりに行けるようになりたいな。

北浦: 私は去年、四国の高知の川でSUPをちょっとだけやって、すごくよかった。夫婦でボードの購入を検討したけど、使う頻度とコストが合わないって断念しました(笑)。で、絶対やるのは盆踊りに行くこと。河内家菊水丸さんっていう……

西川: 何の有名人?

北浦: 盆踊りの有名人ですよ! 盆踊りの歌を、ラップみたいに民謡でずっと歌い続ける人で。私、河内地方の出身なので、夏はチューブぐらいの存在感なですけど……。

吉倉: 知る人ぞ知る有名人だ。

北浦: ホームページに夏の巡業予定が載っているので、それを見て夏祭りに赴いて踊るです。手踊り、足踊りって種類があって、足踊りはすごく複雑だから、毎年YouTubeを見て練習しないと忘れちゃう。大阪に来るならぜひ、8月終わり頃の四天王寺の盆踊りがおすすめ。やぐらの上で菊水丸さんとギターの人が生演奏で。亀が泳いでる池の周りをみんなで踊るです。

西川: 仲間入りしたくなってきた。

北浦: 浴衣を着こなして粋に踊る常連の踊り手さんたちがいて、「ああなりたい」って思いながら後ろで必死に踊ってます

和田: 楽しそうですね!

西川: 吉倉さんは?

吉倉: うちは梅の木が何本かあって、6月の頭ぐらいに梅をもぐところから始まります。僕がもぐ担当、妻がつける担当。梅酒と梅シロップは毎年やりますね。飲みきれないぐらいできます。あと、地元に祇園祭があって、神輿の担ぎ手と一緒に朝8時から夕方5時まで町中を練り歩くです。それが結構大変で。毎年そのためにこの時期からランニングで体力づくりをしてます

西川: それだけ走れるならホノルルマラソン出れるのに。

吉倉: いや、それとこれは別です(笑)。あと、フジロックが新潟でやってるので、行ける年は行ったりもしますね。

和田: 私はバーベキューですかね。家族で。自宅の庭で、スーパーに売っている焼肉用のお肉を焼いて、ビール飲んで。夏だなっていう、平凡だけど幸せな時間です。

西川: 北海道だからジンギスカンかと思ったら、普通のバーベキューなだね(笑)。札幌クラシック(ビール)で乾杯ってことにしましょう。 


ふうりんトーク──夏のレコメンド曲。

座談会の最後は、それぞれが選んだ「夏に聴きたい曲」を紹介。 音楽の趣味も人それぞれ。帰省の移動中にぜひ聴いてみてください。

和田セレクト

1曲目:山下達郎「SPARKLE」

夏の曲のセレクト、とても悩みましたが……一曲目は山下達郎の「SPARKLE」。イントロが流れた瞬間に「夏だ〜、海だ〜」ってなります。北海道はとにかく広いので、幼少期から学生時代まで、車で出かけることが多くて。遠くに行くときはたくさんのCDを持っていって、車の中でひたすらいろいろな音楽を聴いていた気がします。「SPARKLE」も、そんな頃から聴いていた一曲です。

2曲目:久保田利伸「LOVE RAIN 〜恋の雨〜」

高校生の頃に出会って、歌詞というより、あのリズム感が好きだったんですよね。改めて今聴いてみてもやっぱりお洒落だな〜と感じます。聴くとなんか夜に少し遠くまで行きたくなります。

3曲目:Yogee New Waves「RIDE ON WAVE」

20代後半からは、好きな音楽のジャンルが広がっていった気がします。夏になるとフェスでよく耳にするような音楽も好きになって、Yogee New Wavesやnever young beachなどもよく聴くように。なかでもYogee New Wavesの「RIDE ON WAVE」は、夕方から夜にかけて、サイクリングしながら聴きたくなります。


北浦セレクト

1曲目:小沢健二とスチャダラパー「ぶぎ・ばく・べいびー」

世代的にはちょっと上なんですが、夏といえばやっぱりスチャダラパー。サマージャム'95を10代で聴いていた自分には刺さりすぎる。30年前にリリースされた名曲「今夜はブギー・バック」を元ネタに、90年代が散りばめられていて……小学生の子供と大声で合唱しながらドライブしています。

2曲目:momo「BEYOND」

大阪でアパレルブランドをされているippei takeiさんがご縁をつないでくださって、長く親しくさせてもらっているmomoさんのアルバム。シンガーであり、教育者であり、活動家でもあるmomoさん。ずっとアルバム音源のデザインを私が手がけていることもあり、出来立てほやほやを聴いています。アブストラクトな電子音と、momoさんの歌声が心地よくて、お部屋で流しながら作業したりしています。音楽やデザインのことはもちろん、暮らしや社会のこと、いろいろな問題についても話すことが多く、その眼差しが音楽にも込められていて、とっても頼もしい存在です。

3曲目:summer eye「芒果」

ここ最近、友人の影響でライブに行くことが多いsummer eye。バンド形式のSESS(サマーアイ・サウンド・シンジケート)がすごく夏。全身で音楽をしているのを見ていると、みんなが笑って踊り出す。夏の暑さに、冷たい飲み物にこの一曲。そんなイメージです。

番外編:河内家菊水丸「河内音頭」

大阪生まれの私のソウルソングです。小さい頃から盆踊りといえば菊水丸さん。「踊らにゃそんそん」と言いますが、小さい頃は恥ずかしくて輪に入れないタイプの子供でした。大人になって出会った友人が主催する「味園ユニバース」夏の盆踊り大会で、その楽しさに開眼! 手踊り、足踊りといったいろいろな踊りをマスターし、夏は子供たちと盆踊りに繰り出します。大体は録音CDなんですが、時々菊水丸さんが生歌でやぐらに立ち歌われていることがあり、2時間歌いっぱなし! 節回しにグッときながら今年も踊ります。


西川セレクト

1曲目:UA「サマーメランコリック」

没入感がたまらない、特別に大好物な曲。あまりフェスは得意ではないんだけれど、これだけは野外で浴びてみたい。ちなみに、UAがうたのおねえさんをしていた時代があるのをご存知ですか? 贅沢すぎませんか。極楽鳥のような衣装が最高に良いので検索してみてください。長男がジャケットの絵を模写してくれました。

2曲目:Jack Johnson「Times Like These」

ハワイの美しい海を眺めながら音楽と向き合うと、癒しと心地よさを生むのだなあ と思わせてくれる彼の曲たちのなかから、アルバムのオープニングトラックを。やさしくしなやかな「なるようになるさ」がじわりと効く。

3曲目:森山直太朗「夏の終わり」

8月生まれである私の座右の銘は、「夏の終わりは、わたしの始まり」。タイトルへの単純な想い入れがあるけれど、季語を散りばめた夏曲であり、鎮魂歌でもあって奥深い1曲。サビで浄化される。YouTubeで見ることができる、森山直太朗のにっぽん百歌シリーズ 川越氷川神社バージョンがおすすめ。


吉倉セレクト

1曲目:はっぴいえんど「夏なんです」

父親がはっぴいえんど好きで、昔から夏休みの旅行に行くときなんかに車の中で聴いていました。日本の夏って湿気が多くて、お盆もあったりと、じんわりと情緒にひびく暑さがありますよね。生と死、今と昔が混ざったような。そんな夏の空気感をパッケージした曲だと思います。

2曲目:Friendly Fires「Jump in the Pool」

3本の指に入るくらい好きなバンドの1stアルバムの1曲目です。タイトルの通り、イントロから今にもプールに飛び込みたくなる。そんなぐわっとした衝動をかき立てられます。陰があるけど踊れる最高のサウンドで、17年経っても新しい気持ちで聴ける1枚。

3曲目:HAIM「Summer Girl」

新型コロナウイルスが流行する前の年にリリースされた曲で、これを聴くとあの当時の世間の空気感を思い出します。もう2度と戻りたくないけど、あの非日常を過ごした夏も、この曲のおかげでなんだかキラキラした日々だったような気もしてきます。du-du……でリフレインするフレーズはルー・リードの「Walk on the Wild Side」がベースになっていて、ドライブでかけると思わず口ずさんでしまいます。


旅の思い出から、そうめんの薬味論争、盆踊りへの情熱まで──話題はあちこちに飛びながらも、それぞれの「夏の楽しみ方」が見えてきた今回のふうりんトーク。 住む場所も暮らし方も違うメンバーたちですが、夏の話をしていると不思議と距離が近くなるような気がします。

暑い日が続きますが、お気に入りの音楽をかけて、おいしいそうめんを食べて、風鈴の音に耳をすませて。 皆さんもどうぞ、よい夏をお過ごしください。

この記事で紹介した商品

【在庫限り】ギャザードレス

【在庫限り】ギャザードレス

【在庫限り】ギャザードレス

セール価格  ¥8,140 通常価格  ¥16,280